ポートフォリオって何?
という人たちって結構多いと思いますので、簡単に説明します。
まず、ポートフォリオを日本語に直訳すると「紙ばさみ」「折りかばん」「書類入れ」などという意味。
要は「書類を運ぶためのケース」であるから「ひとかたまりの意味・目的を持った書類の束」というニュアンスになりますね。
ポートフォリオは、「金融、投資系」「教育系」「クリエイター系」で少しずつ違った意味で使われています。
今回は、投資で使われているポートフォリオについて説明します。
投資を行う上で一番の大事なことはリスク分散です。
特定の金融商品だけに投資してしまうとその分野で予想外の市場変動があった場合、一気に資産を失う可能性があります。
そういうことにならないために、いろんな金融商品、例えば株式、債券、不動産、預金などに分散して投資をする必要があります。
その金融資産の一覧や組み合わせの内容などのことをポートフォーリオと言います。
では、ここからは私のポートフォリオに関する考え方を説明します。
ポートフォリオを作る上で大きく2つに分ける必要があります。
それは、「長期ポートフォリオ」と「短期ポートフォリオ」です。
「長期ポートフォリオ」は1年以上資金を動かすことなく積み立てていきます。
具体的にいうと老後資金を積立てていくイメージですね。
何年間保有するかは自分のライフプランに合わせて設定してください。
「短期ポートフォリオ」は数日間から数カ月間の間にトレンドを見付けて波に乗る方法。
でも、あまり重要視せず、確実に上がりそうな時に乗っかる感じですね。
そして、「長期ポートフォリオ」は全資産の70%から90%を充てて、「短期ポートフォリオ」は30%から10%を充てる感じで行っています。
「長期ポートフォリオ」はカテゴリを3つに分けます。
第1のカテゴリは、「株、社債、不動産(先進国、途上国、ドル建て、円建て、他通貨建て)」。
このカテゴリは経済が上がる時に同時に上がっていきます。
リスクオン商品と思ってください。
ここのカテゴリに40%から60%充てています。
具体的にひとつずつ説明していくと、「株」とは、会社の一部としてオーナーシップを持つこと。
オーナーシップとして配当も貰えるし、会社の時価総額が上がると一緒に利益を得ることができます。
次に「社債」とは、会社が私たちからお金を借りている状態で、通常は会社が利子を払います。
「不動産」は、マイホームやリート、リート関連のものも含みます。
第2のカテゴリは、「国債、現金」。
これは安全投資、リスクオフ商品です。
長い歴史をみるとこれらは、経済が下がっている時に価格は上がる傾向があります。
経済が下がっている時に「国債」としてみているのは長期国債です。
期間は20年や30年です。
そして新興国の国債でなくて先進国のアメリカやドイツ、日本など歴史的にみてデフォルトがあまりない国の国債です。
政府が私たちからお金を借りていて私たちは利子を貰うことができます。
「現金」は、経済が下がってデフレの時は物価が下がるけど現金の価値は変わらないため、安全資産と考えられています。
ここのカテゴリに10%から30%充てています。
そして第3のカテゴリは、「コモディティ」。
コモディティはいろんな商品があり、主要なセクターは金属、貴金属、エネルギー、農業商品、仮想通貨ですね。
これは、時によってリスクオン商品と連動したり、リスクオフ商品と連動したりと違う動きを示します。
ここのカテゴリに20%から40%充てています。
次に「短期ポートフォリオ」について説明します。
ここには、資産全体の30%から10%程度しか充てません。
中には、長期ポートフォリオだけ作っておけばいいんじゃないかという人もいるかもしれません。
でも、短期ポジションを持つ必要はあると思っています。
期間は1カ月程度以内で長くても2カ月くらいで考えています。
では、どのように投資をするのかというとトレンドを見付けて波に乗るだけです。
いくつかのテクニカル指標を使って、今から上がるのか下がるのかを予測しトレンド終了時に確定する。
この繰り返しを行うようにしています。
最後に、ここに掲載していることは、あくまでも私の学んだことを述べているだけであって、最終的に行動に移すのは自分の判断でお願いします。
投資は自己責任、自己判断で行いましょう。